10月27日、民間企業によるAI(人工知能)活用講座を、共生社会創成学部視覚障害コース学生を対象に実施しました。

本学には「筑波技術大学における生成AIの使用に関する方針」があり、教職員・学生に周知徹底をしているところです。その上で、実践を通して身近になってきたAIについて正しく理解し、大学生活や将来に役立つ適切な活用方法を身に付ける機会として、本講座を開催しました。

前半の講義では、AIがどのように作られているのか、どんな場面で使われているのか、およびそのリスク、といった基本的な内容を学びました。後半の実践では、文章や音声を自動でまとめてくれるNotebookLM(ノートブックエルエム)、歌詞やイメージから音楽を作るSuno(スノー)という2つの生成AIツールを使用しました。

NotebookLMでは、自分史を入力し、その内容を基にした紹介動画や音声の作成に取り組みました。Sunoでは、学生自身が考えた歌詞や曲のイメージを入力し、いくつかのパターンの楽曲を生成しました。

最後に、学生同士でそれぞれが作成した動画や音楽を発表し合いました。AIが作り出した作品はどれも完成度が高く、学生たちはその表現力に驚いていました。

今回の講座は、AIの便利さだけでなく、情報の扱い方や注意すべき点にも気付く機会となり、AIと適切に向き合う力を育てる、意義のある学びになりました。

なお、後半の実践では、視覚障害学生がサポートを受けながら取り組みました。独力での活用にはいくつかの課題が残されているようです。しかし、これらの課題が解決され、視覚障害学生が十分にAIを活用できるようになれば、アクセシビリティの向上や、個々に適した支援環境の構築を可能にするなど、AIはますます大きな力になることが期待されます。